こんにちは、スミトモです。新緑が美しい季節は、山へ向かってドライブに行きたくなります。
ところで初心者ドライバーの方は、山道(峠道)を運転する際に、こんな悩みをかかえていませんか?
- 山道がうまく走れなくてストレス
- 山道を走るのが怖い・苦手
- 山道の運転が疲れる
そう、ペーパードライバー脱出中の以前の私もそうでした。
「山道に走るのが苦手、怖い、できることなら避けたい・・」と常に思っているビビりでした!
でも「やっぱりここままではいかん!とにかく走って山道を慣れないと!」と、経験を積んだ今では、苦手な山道をいつの間にか克服。
今では普通になんなく走れるようになりました!特にマニュアル車だと楽しい♪
この記事では、初心者ドライバー向けに「山道を走るコツとポイント」をいくつかご紹介します。あとちょっとしたマニアックな知識も・・?
- 山道の運転が怖くなくなる
- 快適かつ安全に山道を走れるようになる
- 自然を満喫できるドライブが楽しめる
この記事を読むと「山道怖い・・。できれば走りたくない・・!」から「山道走るの楽しい!」に変わりますよ♪
日本は山道だらけ!峠の運転を制する者は日本の道を制する
日本はご存知の通り山地が7割を占める国です。必然的に山道も多く、地方に住んでいればなおさら山道を走る機会も多くなります。
日光のいろは坂や富士山スカイラインなどが日本の山道(ドライブルート)として有名ですね
登山、ハイキング、キャンプなど山に関するレジャーも多く、季節を問わず楽しめる自然に恵まれた国です。
山道での運転スキルを習得できれば、よりこの国で充実したカーライフをおくれるのではないでしょうか。
峠を制すれば、ほぼ日本の道を制したも同じ! というのは大げさですが、仮に山道をスムーズに運転できれば、ドライブがもっと楽しくなります。ならば習得しておいて損はナシ!
日本は絶景を楽しめるドライブコースが数多くありますし、運転好きな人にとっては恵まれた国だなぁと感じます。
車好き女子代表?として、日本に生まれてきてよかった!笑
山道運転のポイントを解説:初心者向けアドバイス5選
それでは、ここから山道を安全かつスムーズに運転するために、初心者向けにポイントを絞ってご紹介します。
一般的なオートマ車の場合、ずっとD(ドライブ)レンジにして走っていると、、
- 上り道では、スピードが失速しやすくアクセル全開
- 下り道では、逆にスピードが乗りすぎてブレーキ頻発
と、とにかく走りにくくて疲れることこの上なしです。
そんな時に有効なのが、山道に入ったらDレンジから「L」か「2」へシフトを変更してみてください。(車種によっては SかBのモードがあると思います)
山道の走行に適切なシフトにすると
- 上り坂では強い加速が得られて
- 下りはエンジンブレーキが効いてスピード抑制
と、スピードが一定になり、格段に山道を走りやすくなります。
ちなみに私のデミオではシフト横のMマークにシフトレバーを移動します。
マツダ車では「マニュアルモード」と言って、ATでも任意にギアを変更可能。運転にこだわるマツダ車らしい仕様ですね。
その点クラッチ方式のマニュアル車なら、自分でギアチェンジしながら山道を思い通りに走れるところが良いです。
私のロードスターもマニュアル車なので、下りはエンジンブレーキが効かせてATより楽に走れます♪
私がまだ山道にビビっている時期、走行中にナビシートの夫からちょくちょく言われていたことが、、
カーブの途中でブレーキをかけてると、車体が不安定になるよ〜
特に私は下りを走るのが苦手で、ブレーキのタイミングが遅いと、ブレーキペダルを踏みながらカーブを曲がってしまう癖がなかなか直りませんでした。
クルマの物理法則で、減速すると車体の前に重量がかかり、逆に後ろのタイヤの駆動力(トラクション)は弱くなります。
そのような状態で車がカーブを曲がろうとすると、挙動が不安定になりスムーズに走ることができません。
そこでカーブを曲がる際のポイントとして、
- カーブの手前でしっかりスピードを落としてからカーブへ侵入
- カーブの頂点を通過後、車体をカーブの出口へ向ける
- そこから徐々にアクセルを開けて加速体制へ移る
上記の運転操作は「スローイン・ファーストアウト」という走行テクニックです。モータースポーツの世界ではおなじみで、コーナーをスムーズに安定して走るための必須のスキルです。
クルマ好きなら一度は聞いたことがあるかも? 私は夫に教えてもらいました。笑
図で表すとこのような感じ。
特にヘアピンカーブと呼ばれるUの字のようなキツいカーブでは、スピードをうんと落として曲がりましょう。対向車とすれ違う際に、対抗車線へのはみ出しには十分注意してくださいね。
山道に慣れていないと恐怖心で、運転時に目線が近くになりがちです。目線を先に向けると自分が走る走行ラインが予測できるので、走りに余裕が生まれます。
もし自分の前に前走車がいる場合は、適切な車間距離をとりつつ前の車に目線を向けるようにすると、ずっと走りやすくなりますよ。
万が一動物が飛び出してきた時とっさに対応できるように、なるべく視野を広くした運転を心がけましょう
出典:著作者:Freepik
カーナビがついている車なら、ナビ画面で先のルートを確認しておくと便利です。「もう少し行ったら次は右カーブ」とあらかじめルート予測できます。
もうすぐヘアピンカーブだから、スピードを落とす準備に入っておこう
ただし、あまりナビを注視すると危ないので、ときおりチラチラと確認する程度に留めてね
先程の目線の項目でも述べましたが、自分の前の車が適切なスピードで走っている場合、前方の車をペースメーカにして追従すると楽に走ることができます。(もちろん、ある程度の車間距離は忘れずに!)
あと一つメリットとして、もし前方に急なカーブや対向車が来ている時に、前の車の動きが前方の状況を知らせてくれます。
自動車評論家の徳大寺有恒さんの本「クルマ運転術」では、これを「タマヨケ」と呼んでいて、なかなかヒドいネーミングだなあと。笑
徳大寺さんの「クルマ運転術」は私のバイブルです。初心者からベテランまで「運転の基本」がバッチリ網羅されていて、おすすめ本ですよ🎵
【初心者ドライバーあるある】走行中に後続車が連なった時の回避術
運転初心者は山道に慣れていないことが多いので、スピードは控えめでマイペースに走りがち。
ふとバックミラーを見やると、いつの間にか後続車が連なっていた・・はい、運転初心者あるあるです。
うう〜プレッシャーを感じる・・!
そんな時は、道に点在する退避スペースに自分の車を止めて、後続車を先に行かせるのが吉です。
山道の退避スペースは一定区間ごとにあることが多いので、一つ通り過ぎてしまっても次のスペースまで落ち着いて運転しましょう。
ホッ!後続車がいないと気が楽だし、リラックスして運転できるよ〜!
初心者ドライバーの方は、できるだけ後続車に道をゆずった方が、安心して運転できます。
ちなみに昔の私は後続車に道をゆずる余裕さえなく、迷惑をかけまくってました・・。今となっては反省しております、ハイ
走行ラインを意識すると、もっと山道を走るのが楽しくなる!
ここまでは初心者ドライバーに向けて、基本的な山道を上手く走るコツをお伝えしてきました。
そこでもう一歩進んで、少しマニアックになりますが、山道を楽しく走れるテクニックをご紹介したいと思います。
これは俗に「コーナリングテクニック」と呼ばれるもので、下の図の黄色のラインが車の走行軌跡ですが、、
道幅を利用して、カーブの外側から侵入して、カーブの内側を通り(クリッピングポイント)、再度カーブの外側に抜ける走行ラインです。
上記のようなラインは、より直線に近くなり、より早いスピードでカーブを曲がることができるというワケです。
このようなコーナリングテクニックを「アウト・イン・アウト」と言って、クルマ好きなら・・(以下略)
ちなみに、以前紹介したマツダ・i-DMトレーニングも山道運転の練習に非常に役に立ちます。なぜなら山道を快適に走るなら、車の荷重移動がとても密接に関わってくるからです。
山道の運転に余裕が出てきたら、ぜひこれらのテクニックも取り入れてみてくださいね!
まとめ:初心者ドライバーは落ち着いて運転が第一。徐々に山道に慣れていこう
まとめると、山道を安全に運転するコツは以下の5つ。
- 山道ではローギアを使って走る
- カーブではしっかりと速度を落とす
- 目線はできるだけ遠くに
- ナビをフル活用
- 前走車をペースカーにして追従する
山道は何度も走っていれば、だんだんと慣れます。しまいにはコースを完璧に覚えて、ドリフトもいつの間にかマスターしてるかも⁈←某マンガの見過ぎ
まずは自分のペースで落ち着いて山道を走りましょう。それから少しずつコツを取り入れて、徐々に山道に慣れていけば大丈夫!
怖がらずに気楽に練習を積み重ねましょう♪
繰り返しになりますが、日本は自然を満喫できるドライブコースに大変恵まれています。
- 美しい風景に癒されながら
- カーブを爽快に走り抜けて
- 山道を快適にドライブする
安全に楽しみながら山道運転をマスターして、あなたのカーライフが充実したものになることを願っています。
ちなみに運転しやすい靴や快適なタイヤを履くと、もっとドライブが楽しくなりますよ♪
私も以前は苦労しながら様々な山道を走ってきました。今では新たなドライブルートを開拓するのが楽しみです♪
それでは、ご安全に!