先日、車仲間のUさんにこんな話をされました。

走行中に飛び石に当たることが多くて…怖いから対策を調べているんだよね。
私自身は幸いにも飛び石の経験がまだないのですが、

それってもしかしたら、自分なりに対策をしてきたからなのかもしれない…?
そう思って調べてみると、「飛び石は運だけではなく、運転次第で遭遇率を下げられる」ことが判明しました。
特に、車間距離の取り方がめちゃくちゃ重要なんです。
- 飛び石はどこから飛んでくる?発生の仕組み
- 今日から実践できる「リスクを下げる運転術」
- 万が一当たった時の賢い対処法
飛び石は、どんなドライバーでも起きるトラブルですが、知るだけで避けられることだって多いもの。
あなたの大切な愛車を守るために、この記事がお役に立てれば幸いです。

こんにちは、スミトモです。余計なトラブルを回避して、あなたの愛車を守る知識になれば嬉しいです!
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飛び石は本当に運?まず押さえる「発生の仕組み」

そもそも飛び石ってどこからやってきて、どうやって発生するのでしょうか?
実は私も経験がないゆえに、深く考えたことがなかったのですが、以下の2つの原因があることがわかりました。
- 前方の車が路上にある石をタイヤで蹴飛ばして、後方の車へヒット
- 前の車のタイヤに挟まっていた小石が外れ、蹴り上げて後方の車にヒット
- 自車のフロントタイヤや左右に走っていた車が跳ねた石が自車にヒット
特に高速道路はスピードが出ているので、石が勢いよく飛び、車両に当たるとその分被害も大きくなります。
整備不良の道路を走ることも飛び石に遭遇するリスクが上がりますので、そのような悪道を避けるのも飛び石被害を避けるコツです。

年末の道路工事に期待するしかない!
飛び石が当たりやすい車・道路状況とは?(車種×道路事情)

スポーツカーなどの車高が低くボンネットの面積が広い車は、飛び石被害を受けやすいと言われています。
リアタイヤから巻き込んだ小石が、後方のスポーツカーのボンネットに跳ね返り、フロントガラスにぶつかるというケースが実際に発生しており、スポーツカーオーナーとしては戦慄です…。
また、フロントガラスが立ち上がっていて、ガラスの面積が広いミニバンやワンボックスカーなども飛び石をくらいやすいようです。
飛び石は運要素もありますので、車選びの際にそこまで考慮する必要性はないと思いますが、頭の片隅に置いておくのが賢明かもしれません。

いつかロードスターが被害にあったら…と考えるとガクブル
ちなみに、飛び石が発生しやすい道路状況は以下のケースです。
- 砂利道・未舗装の道路
- 高速道路
- 冬場の雪どけ時期
- オートバイの後方
特に2輪車(オートバイ)はタイヤがむき出しの形状なので、いわずもがな後方は問答無用でリスクが高そうです。

私の場合、どれもあまり遭遇しない状況なので被害が避けられてるのかも。高速道路も時々しか乗らないし!
飛び石から愛車を守る運転術3選

全方位から飛んでくる飛び石を物理的に避けることは不可能。ならば少しでもリスクを下げる運転を心がけたいものです。
そこで、「現時点において飛び石被害ゼロ」の私が普段どんなことに気をつけて運転しているか、以下ご紹介します。
結論、これが最強にして最適解だと思われます。
実際に私はペーパードライバー時代から車間距離を常に意識して、長めに取っていました。
それは今も変わらず、上記の運転習慣が飛び石被害のリスクを下げていたと自負しています。
なにより車間距離を開けることで運転操作にも余裕ができ、咄嗟の対応も可能なので、結果的に事故のリスクも減らせます。

自分の場合、よく他の車両が前に入られちゃいますが、気にしないw
トラックなどの大きなタイヤを履いている車両は、タイヤの中に石を巻き込んでいるケースが多い傾向にあります。
高速道路で大型車両の後ろへ付いてしまったら、車間距離を取りながら追い越し車線に移るなど、距離を取ったほうが無難です。
同様に一般道路でも大型車の後ろを走る際は距離を開けて運転しましょう。
二車線以上の道路を走る際は、なるべく左右の車と並走しないように、お互い入れ違いになるように走った方が、万一の左右からの飛び石リスクを減らせます。
飛び石の理由以外にも、並走することによって周囲の死角が増えて事故に繋がるリスクが高くなるので気をつけましょう。

私は並走する車の圧が苦手なので、スピードを調節しながらやりすごしてます…。
飛び石の被害に遭ったら?ダメージ度による車のリペア術

とはいっても、運悪く飛び石に当たってしまった!という方のために、傷の程度に沿ったリペア(補修)方法を紹介します。
飛び石の大きさによってダメージ度も様々ですので、一例として参考にしてもらえればと思います。
数ミリ程度の傷であれば、ディーラーから取り寄せか、市販のタッチペンで補修しましょう。
上手く塗るコツは、つまようじや綿棒などの細い道具を使って塗ると仕上がりが綺麗です。
もちろんタッチアップ前は、傷周りを洗車しておくことも忘れずに!
また、飛び石がフロントガラスに当たって小さな欠けができた場合は、市販のガラスリペアキットで応急処置をする方法もあります。
放置するとヒビが一気に伸びて交換レベルになってしまうこともあるので、早めの対処が安心です。
- 1〜2cm以内の小さな欠けに有効
- 水分が入る前に施工すると成功率が上がる
- 車検に通らないヒビ拡大を防ぐ
「ガラス交換は避けたい!」という人にとって、心強いアイテムです。
隕石のごとく思いっきり凹んでしまった箇所は、ディーラーや板金屋さんに修理をお願いしたほうが無難です。
例えばマツダでは、比較的小さなボディへのキズ・凹みに対して、お手頃な価格で補修サービスを提供しています。
マツダQBpit|お手軽価格で、愛車のキズ・ヘコミをキレイに修理
「傷ついた時の心の立て直し法」の記事はこちら↓
ちなみに、節約して自分で直しちゃおう!という方はドライヤーを使って凹みを戻す方法もあるようですが、くれぐれも自己責任でお願いします!
残念ながら、フロントガラスに当たってヒビが入った場合に関しては、その箇所からヒビが広がり、結果的にガラス交換に至るケースがほとんどです。
なによりガラスのヒビを放置しておくと、車検に通すこともできません。
ヒビの箇所をリペアする方法もありますが、あくまで応急処置の一つであったり、1~2センチまでの傷に限定されるなど修理できる条件は限られます。

フロントガラス1枚交換の相場は10万ほど。うーん痛い…。
さらに、最近はフロントガラスにセンサー類が組み込まれている車が多く、修理代が20万円を超えるケースもあります。
そこで頼りになるのが「車両保険」。飛び石は多くの場合、保険適用の対象になります。
とはいえ、
- 免責金額の設定
- 等級ダウンによる翌年の保険料アップ
ここはしっかり比較したいところです。
複数社の自動車保険を一括で比較できる【インズウェブ】なら、飛び石のリスクに備えた補償内容かどうかも見極めやすいですよ。
※保険会社によって飛び石対応が異なる場合があります
自分の車が加害車両にならないために気をつけたいこと

もちろん自分の車が加害者側にならないためにも、普段からのタイヤのメンテナンスが大切です。
タイヤを普段からこまめにチェックして、タイヤの溝に小石が挟まっていたら、取り除いておきましょう。

私の場合は、小石が挟まったりすると、気になってすぐ取り除きたいタイプw
あとは後ろの車に対して適切な距離を取りつつ、距離を詰めてくるようなら道を譲ることも場合によっては必要です。
周囲の状況に目を配り、特に公道を運転するドライバーとしてお互い気を使いたいものですね。
まとめ:飛び石を避けるために、車間を開ける運転の習慣を

結局のところ、どんなに気をつけていても飛び石に当たってしまうのは、こればっかりは時の運だと思います。
それでも、少しでも飛び石のリスクを下げたいのであれば、以下の項目に気をつけてみてください。
- 十分に車間距離を空けて走行する
- 路面が悪い道の走行はなるべく避ける
- 大型車や2輪車の後ろは特に注意して距離をとる
私のような、たまたま遭遇したことがないラッキーなドライバーもいますが、飛び石リスクは可能な限り下げたほうが賢明だし、かつ現実的な対策ですね。

むしろ自分は少数派なのかもしれない…!
それでは、運転する際は車間距離を十分に取りながら、安全なカーライフをお過ごしください。
ご安全に!

