運転の不安とクルマ選びのカーライフマガジン

JAFドライバーズセミナー体験談|急ブレーキを体験して気づいた運転の思い込み

JAFドライバーズセミナーに参加したマツダ・デミオ

こんにちは、スミトモです。

一昨年の年末、地元の自動車学校で開催された JAFドライバーズセミナー(一般コース) に参加しました。

といっても、特に運転に大きな不安があったわけではありません。

理由としては「もっと運転が上手くなりたい」のと、自分の運転を見直してみたかったから。

スミトモ
スミトモ

そんな矢先に、地元長崎でJAFのドライバーズセミナーを開催するのを知ったのはこれ幸い。

ということで、この記事では、JAFのドライバー講習についての体験談を共有します。

この記事の内容
  • JAFドライバーズセミナーの実際の講習内容
  • 車の死角確認やスラロームなどの実技体験
  • 急ブレーキ体験で初めて体感したABSの振動
  • 講習後、公道で急ブレーキを踏んだ出来事
  • 危険回避訓練で感じた判断の難しさ
スミトモ
スミトモ

JAFの講習内容が気になっている方へ、参考になれば嬉しいです。👉️夫人の愛車遍歴について

JAFドライバーズセミナーに参加した理由

JAFドライバーズセミナーの会場となった自動車学校のコース

端的に言えば、自分の運転を一度、客観的に見てみたかったからです。

普段の運転では、急ブレーキを意図的に試すことも、限界までハンドルを切ることも、公道では現実的ではありません。

ただ一方で、自分の運転スキルを冷静に測る機会は、普段はとても少ないのが現状です。

  • ブレーキはきちんと踏めているつもり
  • 車間距離もちゃんと取っているつもり
  • ハンドル操作も丁寧にしているつもり

ただし、その「進む・曲がる・止まる」という運転の基本操作が本当に適切なのかを確かめる場は、実際の公道ではほとんどありません。

とっさの判断が求められたとき、

  • 自分はどれだけ正確に操作できるのか
  • クルマはどんな挙動をするのか

安全な環境で誰にも迷惑をかけずに、自分の運転と向き合える機会が欲しい。そう思ったときに知ったのが、JAFのドライバーズセミナーでした。

公道では試せない操作をセミナーで体験できる。その環境があるなら一度きちんと確かめてみたい。そう考えて参加を決めました。

スミトモ
スミトモ

普段はなあなあで運転している側面もあるはず。それをあぶり出すのも講習の参加を決めた理由です。

当日の講習の雰囲気

JAFドライバーズセミナー当日の講習会場の様子

当日の参加者は、私を含めて6〜8名ほどだったと記憶しています。

私以外にも女性の方が1名おり、思っていたよりも皆さん落ち着いた雰囲気でした。

クルマに関してもバリバリのスポーツカーなんてのも見当たらず、皆さんいたって普通の乗用車。

JAFのインストラクターの方々も気さくで、少々緊張していた気持ちも自然とほぐれていきました。色々とクルマに対するアドバイスもいただけてありがたい限り。

構えるような雰囲気はまったくなく、気負わずに参加してよかったと思いました。

スミトモ
スミトモ

参加者はいたって普通の人とクルマなので、その点は構えずに安心していいと思います。

JAFドライバーズセミナーのカリキュラム内容

JAFドライバーズセミナーのカリキュラム説明の様子

当日は、開校式とオリエンテーションからスタート。

一日の流れや注意点の説明を受けたあと、軽いドライビングストレッチを行います。

普段あまり意識しない首や肩、足首をほぐしながら、「今日は自分の運転と向き合う日なのだ」と少しずつ気持ちを整えていきます。

スミトモ
スミトモ

開校式には県警のお偉いさんも出席しており、身が引き締まりました。

当日の主なカリキュラムは、以下の通り。

  • 車の死角確認、運転姿勢の見直し、車両点検
  • パイロンスラローム
  • 急制動(急ブレーキ体験)
  • 危険回避

公道では意図的に行うことのない操作を、安全な環境で体験できる内容となり、特に急ブレーキ体験は、この日いちばん印象に残るプログラムとなりました。

JAF会員向けのサービスについては、次の記事でもまとめています。

車と家族 JAF家族会員のメリットでお得なカーライフに。アプリでトラブルも即解決

思っていたより広かった車の死角

JAF講習で行われた車の死角確認の実習

序盤の講習で印象に残っているのは、車の周囲にコーンを置き、運転席からどこまで見えているかを確認するものでした。

実際の配置は次のようなイメージです👇️

車の死角確認のためにコーンを配置した図
スミトモ
スミトモ

正直に言うと、「ある程度は見えているだろう」と思っていました。


ところが実際に確認してみると、想像していたよりも運転席から見えるコーンは少なく、死角の範囲は思った以上に広いものでした。

特に車のすぐ近くや斜め後方は、視界からすっぽり抜け落ちています。これにはちょっとびっくり。

日頃からミラーを確認し、目視もしているつもりでしたが、「見えている」と思っていた範囲は、あくまで自分の思い込みに過ぎなかったと気づかされました。いやはや痛感。

スミトモ
スミトモ

この体験は、後の急制動や危険回避の訓練とも繋がっていたように思います。

パイロンスラロームで感じたクルマの挙動

JAFドライバーズセミナーのパイロンスラローム走行


等間隔に並べられたパイロンの間をジグザグに走行するスラローム体験は、個人的に1番楽しかったです。

走行は計3回。一定間隔で直線に設置してあるパイロンを左右に避けながら走行します。

POINT
  • なるべくパイロンに車体を近づける
  • 目線は、1本先のパイロンを見る
  • 身体を左右に動かさない(フットレストの活用)

1回目は、まずは走ってみる、2回目は可能なかぎり全開で、3回目は2本目よりもペースを落として丁寧に走行します。

このパイロンスラロームの面白いのは、走らせ方を変えると、車の挙動もはっきりと変わることです。

ハンドル操作がわずかに遅れるとラインが乱れ、アクセルの踏み方ひとつで車体の動きが変わる。クルマは想像以上に正直でした。

頭では分かっていたつもりの「荷重移動」や「挙動」という言葉が、少しだけ実感を伴って理解できたような気がします。

怖さよりも、「運転って面白い」と素直に思えた瞬間でした。

スミトモ
スミトモ

パイロンスラロームは、ジムカーナのような競技に通じる面白さがあります。

急制動(急ブレーキ)で気づいた自分の過信

JAF講習で行われた急制動(急ブレーキ)の訓練

この日のプログラムの中でも、特に印象に残ったのが急制動(急ブレーキ)の訓練でした。

指定された速度(40km)まで加速し、前方の信号が点灯した瞬間に思い切りブレーキを踏み込みます。

POINT
  • アクセルから素早く踏みかえる
  • 踏み始めから停止するまで強く踏み続ける

公道ではできれば避けたい操作ですが、だからこそ安全な場所で体験しておく意味があります。

スミトモ
スミトモ

この急ブレーキに関しては、正直若干の恐怖がありました。なんせ経験したことないし…

いざ順番が回ってくると、頭では「思い切り踏めばいい」と分かっていても、どこか躊躇する自分がいました。

実際に思いきってブレーキを踏み込むと、ABSが作動してペダルから細かい振動が伝わってきました。

後で知ったのですが、あれはABSが作動しているときの制御だったそうです。普段の運転ではまず体験しない感覚でした。

車がググっと前に沈み込む感覚とともに、ようやく停止。

ところが、そこで示された制動距離を見て驚き。自分では「しっかり止まれた」と思っていたのに、理想とされる距離よりもずっと長かったのです。

40km/hでの急制動時の制動距離の目安

※ちなみに、JAFのインストラクターさんのデモ走行は、40kmで8.9mです。

その時に、いかに普段の自分は「止まれるだろう」と思い込んでいたのかがわかりました。

スミトモ
スミトモ

この結果には、割とショックだったのと同時に、運転が少し怖くなりました。

今回の体験で強く感じたのは、「思っているよりクルマはすぐには止まらない」ということ。そして自分の運転を過信しないことの大切さです。

車の制動距離は、クルマの挙動や車両感覚とも深く関係していると感じました。

車両感覚については、初心者向けの記事でもまとめています。

車両感覚がつかめない人へ|初心者でも距離感がわかるドアミラー活用術

講習の経験が役に立った瞬間

急制動の訓練からしばらく経ったある日、公道を直進していたときのことです。速度はおそらく40〜50km/hほどだったと思います。

前方の店舗の出口から、一台の車が右折して合流しようとしてきました。

どうやらこちらの存在に気づいていなかったようで、そのまま車道へ出てきて、距離にはあまり余裕がありませんでした。

その時に、私はとっさにブレーキを強く踏み込みました。助手席の夫はかなり慌てていましたが、私は意外なほど冷静だったのを覚えています。

ブレーキをしっかり踏み続け、車はギリギリのところで停止。接触することなく窮地を脱することができました

もしあのJAFのセミナーで急制動を体験していなければ、あの時あそこまで強くブレーキを踏めただろうかと思います。

スミトモ
スミトモ

今回の急制動レクチャーが、いざというときの判断と操作を体に覚えさせてくれたことに感謝です。

危険回避で知った判断の一瞬

JAFドライバーズセミナーの危険回避訓練

最後のカリキュラムは「危険回避」。

指定された速度で走行し、前方の信号が点灯したら、点灯した方向とは逆側にハンドルを切り、回避操作を行うというものです。

この信号は、走行中の飛び出しや障害物を想定しており、左右どちらに点灯するかは直前まで分かりません。

実際に走ってみると、思っていた以上に判断の時間が短いことに驚きました。

危険回避のためのコースとパイロン配置

信号が点灯してから操作するまでの時間はほんの一瞬で、頭で考えるというより、ほとんど反射に近い感覚です。

わずかな遅れや操作の迷いがあれば、避けきれない可能性もあるーー。そんなリアルな緊張感を体験しました。

この講習を通して感じたのは、危険回避の場面では「技術」だけでなく「判断の速さ」が大きく関わるということです。

瞬間的な判断が求められる場面は、車線変更でも同じように感じることがあります。

車線空撮 車線変更でヒヤッとした人へ。危険な理由と失敗しない安全確認のコツ

公道では、突然の飛び出しや予測できない出来事が起こることがあります。危険回避のカリキュラムは、その判断の難しさを実感する貴重な体験でした。


すべてのカリキュラムを終え講習が終了したあとの帰り道ーー。少しだけハンドルを握る感覚が変わった気がしました。

スミトモ
スミトモ

すごく勉強になり、勇気を出して参加してよかったです!

JAFドライバーズセミナーを通じて自分の運転を振り返る

JAFドライバーズセミナー終了後の会場の様子

JAFドライバーズセミナーを通して痛感したのは、自分の運転に対する「思い込み」の多さです。

  • 車の死角
  • スラロームでの操作
  • 急制動の制動距離

どれも「思っていたより」という発見の連続でした。

普段の運転では、感覚だけで理解しているつもりになっていることが多いのかもしれません。

急ブレーキや危険回避など、クルマの性能や運転技術だけではなく、状況を見て瞬時に判断することの重要さを強く感じます。

運転の本質は、単に操作をするだけでなく、その場その場で判断を重ねていくこと。

運転に不安を感じている方は、ペーパードライバー克服方法の記事も参考にしてみてください。

愛車・マツダ・デミオ ペーパードライバー歴15年でも克服できた|「運転が怖い」から抜け出す5ステップ

今回のJAFの講習は、あらためて自分の運転を見直す良い機会となりました。

スミトモ
スミトモ

これからも過信せず、少しずつ運転判断の精度を磨いていきたいと思います。

それではご安全に。